【レビュー】『+Style CO2・温湿度』 CO2は温度、湿度に続く新しい快適の目安になるのか?

 人間の快適な居住環境への取り組みは、おそらく”暖める”から始まったのだろうと思います。数万年前を想像しますと、火をおこして暖をとる人類の風景が浮かびます。次はだいぶ経って、家屋に住むようになって、”加湿”が始まったのではなかろうか。昔話の暖炉の上に、鉄瓶を置いている風景が浮かびます。その次は、クーラーの登場ですが、50年くらい前でしょうか。次に除湿でしょうけど、空気の乾燥ほどの害はないので、後回しにされています。地域によるんでしょうけど、今でも除湿をしない家は多いと思います。除湿以上に、空気清浄機はこの20年で一気に普及したと思います。

 去年の12月ごろに、『+Style CO2・温湿度』というCO2の濃度を計測できるセンサーがAmazonのブラックフライデーで60%オフくらいで安売りされていたので、試しに買って、部屋のCO2の濃度をウォッチしていました。

 結論から言いますと、デスクワークが多かったりする部屋や、子供部屋にはCO2センサー設置して、800ppm~1200ppmをキープするように、定期的に部屋の空気の入れ換えをした方が良いと思います。CO2の濃度が1000ppmを超えると、自覚症状がなくとも、3~4%くらいの集中力の低下などがあってもおかしくないです。1回1回は気がつかないほどの小さな能力の低下ですが、その積み重ねは仕事や勉強の1年の成果に大きな影響を与える可能性があります。

 3、4時間程度のデスクワークで2000ppmくらいまで跳ね上がることもあったので、冬でも空気の入れ替えをするようになりました。外出時には窓を少し開けていくことが習慣になりました。ちなみに、ビルの空調はCO2濃度が800ppmを超えると、換気が始まるように設計されているものもあるそうです。

 ppmですが、外の空気に含まれるCO2は400ppmです。部屋を閉め切って生活すると、人間の呼吸でCO2濃度が増加していきます。

  • 400 ppm以下: 屋外の平均的な大気中CO2濃度は約400 ppm程度です。このレベルでは、健康への悪影響は報告されていません。
  • 400 – 1,000 ppm: 屋内の通常の濃度範囲。特に健康への影響はないとされていますが、1000 ppmを超えると一部の人には不快感を感じる可能性があります。
  • 1,000 – 2,000 ppm: 頭痛、倦怠感、集中力の低下、眠気などの症状が現れる可能性があります。
  • 2,000 – 5,000 ppm: 眠気、集中力の低下、頭痛、心拍数の増加、軽度の吐き気などの症状がより顕著になります。
  • 5,000 ppm以上: 作業環境の暴露限界とされています(一部の国では)。これ以上の濃度では、重篤な健康障害が起こる可能性があり、長時間の暴露は命に関わる場合があります。

 健康を害することはあまり心配しなくても良いとは思いますが、数%の集中力の低下などは起こっていてもおかしくないです。

 では、人が部屋にこもるとどのようにCO2の濃度が変位するかを、アプリで見てみましょう。下の図は寝静まった夜1時から正午12:00までのグラフです。7:00に起きて、8時に窓を少し開けて、出勤しました。寝ている間は1000~1200ppmですが、外出中は一気に400ppmまで落ちています。

 さらに、下の図は18:30頃に帰宅して、22:00に就寝です。寒いので窓は閉めて、2時間くらいPCをイジってから寝ています。やはり、1200ppmまで一気に伸びています。

 

 800ppmを超えたら、窓を開ければ良いのだが、冬だと寒いですよね。風呂の換気扇がタイマー付きですので、効果があるかもしれない、など、試行錯誤中です。買うなら、Amazonで安く買えると思います。

+Style(プラススタイル)
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この記事を書いた人

【ブログは週末更新、水曜日不定期更新を予定しています。】都心の1Kの賃貸マンションに一人暮らしの会社員の40代男性。仕事の傍らに、都会のコンパクトな生活空間を最大限に活用する方法を日々模索中。ガジェットや家電、スマホから生活のちょっとした工夫や趣味の映画鑑賞と読書について発信しています。

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