2024年の現在、ノートPCと言うと、画面とキーボードが一体化していて、折りたたむ、あれだ、と誰でも頭に思い浮かべることができると思いますが、10年後のノートパソコンの形がどうなっているかは、誰にも分かりません。タブレットPCという新しいジャンルがあります。10年後に、ノートパソコンに取って代わる可能性は十分にあると思いますし、少なくともノートPCの仕様もなにかしらの影響を受けると思います。
そのタブレットPCの代表格がMicrosoftのSurfaceシリーズなのですが、仕事でSurface Pro 9を使っています。半年前に、Dellのノートパソコンを使っていましたが、耐用年数の4年経ったので、取り換えになりました。うちの会社はSurfaceかDellの2択なのですが、好きな方を選べます。ところが、なにかの手違いで、「よっしーさんのPC、間違えて、Surfaceで注文したんですが、どうしますか?」と事務の人から連絡があり、スペックを見てみたら、そのとき使っていたノートPCをはるかに上回るスペックというのことと、協力会社の方が数世代前のSurfaceを使っていて、ぜんぜん普通に使えると言っていたのと、軽くて良さそうでもあるので、Surfaceにしました。
普通、こういう一般的ではないモデルのPCは、なにかしら不具合があるものです。例えば、ちょっと負荷のかかる作業をすると、異常なほど熱くなったり、急にスリーズしたり、と不具合があるものなのですが、Surface Pro 9は半年使っていて、不具合は全くありません。普通のノートパソコンと遜色がありません。
不満なところというと、不具合ではないのですが、普通のノートパソコンは一回閉じて、移動して、開くと、スリープから復帰するだけですが、Surfaceは閉じて移動する際に、かなりの確率で横についている電源ボタンに押してしまうようで、シャットダウンされることがあります。シャットダウンされると、起動から資料などを開き直すのに数分かかります。
それと好みの問題ですが、キーボードが紙の箱をポコポコと叩いているような独特な癖があり、長文をこれで打つのは無いなと僕は思っています。そんなに長文を打つことはないし、打つことになったら、キーボードを用意するしかないな、と思っています。あと細かい話ですが、USBーC のポートが真ん中のやや上についているのですが、HMDIを変換するUSBのハブがぶら下がってしまい、少し邪魔です。下の方にしてくれれば良かったのですが、小さいハブに買い直しました。
それから、Microsoftの純正のマウスですが、まさかの塗装で少しハゲました。
一番良いところは、タッチペンとMicrosoft Officeとの相性が良く、例えば、Excelを開いていれば、Surface スリム ペンを画面にタッチするとシームレスに描画が出来ます。これは非常に便利で、例えば、会議でパワーポイントで発表をして、そのあと、協議をする際に、画面のパワーポイントの資料の上に直接書き込むことが出来ます。以前は、会議には資料を打ち出して用意して、メモで書き込んでいましたが、Surfaceになってからは資料の打ち出しが不要になりました。
仕事で使っている上では、問題なく使えているのですが、人に勧められるかというと、先ほどのキーボードの独特な打ち応えと、価格が非常に高いのでちょっと躊躇します。Surface スリム ペンにどれくらいの価値を見いだせるかが重要だと思われ、論文とかクリエイティブな分野で成果を上げている人でしたら、キーボードを打ち込んで言語化することに手書きの思考を加えることで、より良いアウトプットやアイデアを得られるかもしれません。ノートPCとしてちょっと使いたいのでしたら、SurfaceシリーズはOfficeがセットになっていますので、型落ちの中古は狙い目かもです。
↓参考までに新品はこれにキーボードとペンが必要なる。+2万5千円くらい
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↓4世代前の中古。大体、3~4万円程度が相場のようです。Officeもついているし、サブには良いかも。20万円もする最新の9も3~4年後には、3~4万円位でしか売れないので、1年に4万円の値打ちがあるかどうかが判断基準になりそうだ。